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ATT BIKE PACKING:バイクパッキングで一泊二日の旅

千葉県で開催された第1回ATT BIKE PACKING 。
バイクパッキングで一泊分の荷物を自転車に搭載し、24時間以内に各チェックポイントを回りゴール地点に戻ってくるというイベントに、narifuri tokyo スタッフ・ワセが参加しました。
内容が盛りだくさんなので、どうしても長くなりますがイベント参加の様子をご報告させていただきます。

まず、ATTとは・・・
ALL-Terrain Times(オールテレンタイムズ) 。バイクパッキングを装備した走者が、突き進む事の出来る全地形を最大限利用したライドイベントのこと。"制限時間24時間以内" に指定された チェックポイント を各自のペースでチェックし、トータル40 - 150kmを 1泊分荷物をバイクパッキング(自転車に装備)し、ウエイティングタイム(日没 - 夜明け前は走行不可)を設け、制限時間以内にゴール地点へ戻ってくるライドラリーイベントです。

そして、バイクパッキングとは・・・・
バックパックを背負い登山で縦走することを「バックパッキング backpacking」といいますが、これを数年前から北米、イギリスを中心に「バイクパッキング Bike Packing」という新しい自転車の楽しみ方が流行っています。このイベントに関して、バイクパッキングはウルトラライトなバッグやキャンプグッズを直接バイクに取り付けることで、軽快な走りを損なわずに走る方法です。

旧来からある金属製のキャリアアタッチメントにバッグをつける方法もバイクパッキングと広義します。

 

今回のコースは「ダブルトラック(未舗装路)」「オンロード(舗装路)」「ダイレクト(キャンプ地に直行)」の3コースがあり、自身の脚力に合わせて走れるようになっていて、私は narifuri/charifuriオリジナル新型フレーム「CF01のテストライドも兼ねて「ダブルトラック(未舗装路)」に参加しました。

narifuri自転車部門charifuri オリジナルフレーム「CF01」グラベルロードカスタム
今回はこちらにバイクパッキングカスタムをしました。
narifuri自転車部門charifuri オリジナルフレーム「CF01」バイクパッキングカスタム
charifuri CF01/クリアブラック
装着バッグspec/積載アイテム
ハンドルバーバッグ:FAIRWEATHER handlebar bag + (black)
/シュラフ、シュラフカバー、エアマット、耳栓、ファーストエイドキット、サングラス
トップチューブバッグ:Blackburn OUTPOST TOP TUBE BAG
/モバイルバッテリー、ペンライト、緊急連絡先、お守り
ステムバッグ:Blackburn OUTPOST CARRYALL
/ボトル、簡易ロック
フォークLボトルケージラージ:Blackburn OUTPOST CARGO CAGE
/テント
フォークRボトルケージ:SKS SLIDECAGE
/TOPEAK携帯ポンプロードモーフ、ボトル
フレームバッグ:FAIRWEATHER frame bag (black)
/テントポール、ヘッドライト、耐水加工された財布、手袋、バーナー風除け、アームウォーマー、シート、補給食
コーナーバッグ:FAIRWEATHER Corner Bag (BK)
/チューブ、工具、パンク修理キット、万能ナイフ、補給食
サドルバッグ:beruf baggage : COURIER 10
/燃料、クッカー、コップ、食料、着替え、防風防寒具、防水ウェア、サンダル、ポケッタブルバックパック
ダウンチューブボトルケージ:SKSエニイウェイアダプター
/ボトル
水はトータル2リットル、着替えは(スパッツ、下着、靴下、Tシャツなど。速乾性、透湿性があるもの)スマートフォンはマウントを使いハンドルに固定、テントや寝袋などウルトラライトなキャンプグッズはさらにコンパクトになります。
今回は会場の千葉県まで、輪行ではなくフェリーでの移動を選択しました。都内から横須賀市久里浜フェリー乗り場まで約60km程の道のりをサイクリング。
パッキングにより車重は増しますが、しっかりと考えられた構造のバッグ類のおかげで走行性を損なわず走行できました。
久里浜のフェリー乗り場から千葉県金谷フェリー乗り場まで東京湾をフェリーで横断。
自転車に乗車しながらフェリーに乗り込む事ができて、乗船後はスタッフの方がしっかりと車体を指定の位置に固定してくれるので安心です。輪行のように車輪を外す必要がないので、非常に快適な移動でした。
千葉県にサイクリングに行く際はご利用をお勧めします。

イベント会場は、保育園の廃校を利用している南房総サイクルツーリズム協会 平群クラブハウスがスタートとゴール地点。普段はレンタルサイクルやツアー・イベントなどを開催しているようです。

エントリーを済ませ、ゼッケン & マップ を受け取ったらルール説明。

ルールは、スタートから24時間以内で、決められたチェックポイントを回り戻ってくるというもの。ルートは推薦ルートを元に各自自由にルートを決められます。安全上の理由で、夜間の走行は禁止。中間地点のキャンプ場で一泊し、翌日残りのチェックポイントを回りゴールを目指すというライドラリーイベント。

各チェックポイントには、QRコードが看板のように設置されていて、その設置してあるQRコードをカメラで読み取るとWebとリンクしてチェックポイントをチェックできるようになっています。


スタートのタイミングは各自自由。私は雨が降る中、早速スタート!
1日目は 山がメインのコースで、まずは日没までにキャンプ場を目指すことにしました。

朝の雨が上がった日中は、ドライTシャツにアームウォーマーとショーツでちょうど良いくらいの気温。
チェックポイントを通過しながら、急な山をひたすら登ったり下ったり。雨の影響で路面は濡れ、コケも生えていて滑りやすくなっていました。またパッキングにより車重が増しているため、急な登り や 急な下り は車体のコントロールが難しく慎重に進みました。
山頂に近づくにつれ、路面が砂利になり、石から岩になり、悪路の上り坂の連続。数キロの距離が数十キロに感じる感覚が続きました。しかし、山を登り切るたびに山頂から見える景色は圧巻で、大自然の中でとことん走れるこの機会に感謝しながら、ひたすら登ります。
ここまでくると道は完全に未舗装路のみ。このような道を走る機会はないので非常にいい経験になりました。時折、あまりにも想像とかけ離れた状況と出会します。
※このルートは私が選んだ最短ルートなので、別ルートには県道と舗装された道路があります。
日没が近づき、急ぐ私の前の道が急になくなったり...
スネまで埋まる沼があったり...
...と、ここを抜けたらマップ上ではゴール目前。
1日目ゴールの古民家の看板があったのですが、指してる方向には道という道がなく ... 10分くらいあれこれ考えましたが マップはこの谷の下を指していたので、迷ったあげくこの道を進むことを決めました。
案の定、道なき道で 引き返すにも引き返せない勾配と倒木。
木や枝の中を、必死で進みます。
なんとかここを通り抜けると1日目のゴール、キャンプ地です。
この道が今回の旅の一番の難所でした。
※このルートは私が選んだ最短ルートなので、別ルートには県道と舗装された道路があります。

達成感に満ち溢れながら、キャンプ地に到着。

キャンプ地にある”古民家ゆうぎつか”さんは、東京から移住してきた夫婦が古民家を改装してゲストハウスを運営しながら、多くの方に千葉県の良さを伝える活動も行っているそうです。

古民家の近くには、無印良品と提携している鴨川里山トラストという棚田があり、田植え・田の草取り・稲刈りなどの農業体験イベントを行っているようです。

今回私の寝床はそちらでのソロキャンプ。日が暮れる前にまずテントを張ります。
すべて自己完結できるのはバイクパッキングの魅力のひとつです。

テントを張り終えて、夕飯はジビエ料理が振舞われました。地元の食材のみで作られた料理の数々は非常に豪華で、地元の野菜に鹿肉・猪肉と普段食べられない料理を美味しく頂きました。地元のものを地元で食す。これも旅の醍醐味です。
敷地内には、お風呂やトイレ、飲める井戸水もあり、洗車場など生活設備は非常に整った環境でした。
燃料やクッカーを持参すれば、小腹が空いたら食事を作り、寝起きに軽食とコーヒーを用意したりと、食べ物や飲み物は自分自身でなんとでもなります。
早朝2日目の出発。
軽めの朝食でお腹を満たし、慣れないテントや荷物の積み込みに時間がかかりながらもスタート。2日目は海がメインのコースとなっていて、そこから山に戻りスタート地点に戻ってゴールです。
広い空に浮かぶ朝日を見ながらスタート。日頃と違う景色は、新鮮に感じます。
海沿いをひたすら進み今回チェックポイントまで一番距離があるチェックポイントをこなし、折り返して山方面へ戻ります。
戻る道でも、海を横目に走るのは非常に気持ちが良かったです。不思議と海はずっと見ていても飽きませんね。
2日目の気温は、早朝ということもあり肌寒く、スタート時はプルブレーカーにタイツと手袋をしてちょうどいいくらいでした。防寒具は、持っておいて損はないですね。あとは、水と補給食も多く用意しておいて良かったですよ。
2日目はゴール地点に10時までに戻るというリミットがあり、時間配分を間違えてしまった為、急遽残りのチェックポイントをすべてパスしてゴールを目指す事になりました。
1日目とは異なりオンロードをひたすら進むのですが、山に入ると長い登り坂とアップダウンが続きます。
ペースをあげて、なんとかリミットには間に合い無事にゴールできました。

全チェックポイントは回りきれなかったので、結果はDNF(Do Not Finish)。。。結果は残念でしたが、一泊二日で千葉県の大自然と食材を自転車を使って大いに満喫できました。

今回私は単独での参加でしたが、友達や家族と参加出来たらより楽しく、思い出深いものになったでしょう。このようなイベント以外でも、例えば休日を使って、または休暇を取ってサイクリングだけではなく、+α でバイクパッキング でキャンプや旅などをしてみてもいいんじゃないでしょうか。

このバイクパッキングのイベントに参加し、自分の中でまた新たな自転車の遊び方を発見できました。是非、みなさまも自転車を使った遊び方を増やしてみてはいかがでしょうか。

写真はイベント終了後のCF01 。

最高の遊びを共にした相棒は、とても良い表情をします。今回はバイクパッキングという重装備ながら、舗装路→未舗装路のアップダウンと様々な道をしっかりと走ってくれました。

こちらの narifuri自転車部門charifuri オリジナルフレーム「CF01」は、本年度の国内最大級のスポーツ自転車の展示会サイクルモードに出展いたします。

また、narifuri tokyo 1階charifuri では バイクパッキングで使えるバッグ類をご用意しておりますので、是非店頭で手に取ってみてください。

*載せきれなかった写真はFlickrにアップしました。コチラからご覧くださいませ。

自転車のある生活をより豊かに。