OVERHAUL CAMPAIGN 2019 : before ↔after

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OVERHAUL CAMPAIGN 2019 : before ↔after

2019.03.09

大変ご好評いただきました OVERHAUL CAMPAIGNですが、今年は例年以上に多くの自転車をお預かりさせて頂いた為、少しお時間がかかりましたがなんとか月内に作業を終えることが出来ました。
ご依頼いただいた皆様ありがとうございました。
しかし、初日から三日目で受注ストップというキャパの限界を迎えてしまい、来年はより多くの方にご利用いただけるよう工夫して参ります。

今回お預かりしたお客様の自転車一台を例として、本来の状態まで戻していく様子をご紹介し、オーバーホールを行うか迷っている方の参考になればなと思います。
こちらの車体は通勤などで愛用し、オーナー様ご自身でもメンテナンスされているとのことで、各パーツやチェーンには油がしっかり挿してありました。しかし、注油することで汚れも比較的付着しやすくなります。
各パーツの目立つ汚れをしっかりと落としていき、不具合や摩耗をチェックしていきます。

フォーク周りはブレーキシューの汚れが蓄積されやすいのでしっかりと洗浄した後、研磨剤で磨いてこびりついた汚れを取り除き、さらに細かい研磨剤で輝きを出し最後は艶出し効果のあるコーティング剤で保護していきます。

※ピンボケですみません

すっかり夢中で磨いていたため、途中の写真しか撮っていませんでしたが、作業はしっかり行なって綺麗な状態でお渡ししているのでご安心ください。

BB周りは画像のように汚れが目立ちます。また雨水等でBBの中はサビが見て取れます。サビの発生位置からしてシートチューブやチェーンステイからの侵入が考えられるので、雨の日にライドした際はシートポストを抜いて水抜きすることをお勧め致します。

丹念に洗浄しTIG溶接部分もブラシで汚れを掻き出し、輝きがでるまで仕上げていきます。
BBはサビが発生し、動きも渋くなっていたので新しい物に交換します。雨水の侵入によってサビの侵食も早まるので、チェーンも含めドライブ周りは特に雨の日のアフターケアが大事です。

クランクはチェーンリングを外し、細部まで洗浄、グリスアップ、組み付けを行います。ここでしっかり汚れを落とさないとすぐにチェーンを汚してしまうので入念にチェックしていきます。

ブレーキキャリパーはシューの削りカスや汚れがぎっしり詰まっていたので、丁寧に分解・洗浄・注油を行い本来の性能を発揮できるように元に戻していきます。

シートポストの汚れも落とし、研磨剤で磨き輝きを取り戻しました。
輝きを取り戻すと些細な箇所でも、美しいですね。

リアのトリガーシフトレバーが動作しないと事前にヒアリングしていたため、分解し、しっかりチェックしていきます。この手のレバーは中のグリスが古くなり動きが渋くなることがあるので、一度洗浄し、注油することで回復する場合があります。今回もそのパターンで動作するようになったのでグリスアップし元に戻します。

 

ホイールは洗浄後、スポークやニップルにサビや汚れが目立っていたため、
研磨剤で塗装を落とさないよう優しく磨いていきます。

写真を撮り忘れましたが、シールドベアリングもしっかりと洗浄し、
グリスアップしてスムーズな回転を取り戻していきます。

フリーハブは外して洗浄後、オイルアップし元に戻していきます。
ホイールのフレ取りを行って組み付けていきます。

アウター・インナーワイヤーを交換しチタンスプレーを插して潤滑性をアップさせます。
シフト・ブレーキ調整を行なって完成です。

オーナー様には「動きが軽くなって綺麗になった。車体も軽くなった気がする。」という嬉しいお言葉をいただきました。

 

今回ご紹介した車体の他にも全てではないですが、下記のようなカンパニョーログループセット仕様の車体やクロモリ、様々なメーカーの車体をお預りさせていただきました。

これから春に向けて楽しい自転車生活の準備は万全ですね。
また、次回がありましたら皆さまよろしくお願いいたします。

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