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CF01(カゴ付きGravel)納車

ある方から「カゴ付きで、グラベルも走れるような緩いスタイルのバイクが欲しい」という何とも斬新なリクエストをいただきました。

それでいて予算内で細かい仕様はお任せという、俄然気合の入るオーダー。

 

CF01 /Clear black /L(カゴ付きGravel仕様)

Spec

Frame & fork : CF01/Clear black/L(565)
Hed parts : TANGE Technoglide
Handle : SOMA Osprey bar 31.8
Stem : THOMSON X4/90mm/10°
Grip : ERGON GP1-L
Brake lever : SHIMANO XT BL-M8000
Shift lever : SHIMANO XT SL-M8000
Wheel/F : Hand build (H+SON HYDRA BK 32H/SHIMANO HB-M8000/DT swiss champion 1.8)
Wheel/R :  Hand build (H+SON HYDRA BK 32H/SHIMANO FH-M8000/DT swiss champion 1.8)
Tire(F/R) : SCHWALBE G1 700x38c
Brake : SHIMANO XT BR-M8000
Roter : SHIMANO SM RT-81/160mm
Cassette sprocket : SHIMANO CS-M8000/11s/11-42T
Chain : CN-HG-701 11S
Rear derailer : SHIMANO XT RD-M8000-GS Shadow+
BB : SHIMANO BB-MT800
Crank : SHIMANO XT FC-M8000 /170 mm
Chainring :SHIMANO SM-CRM81 34T
Pedal : SHIMANO XT PDM8040 ML
Seatpost : THOMSON ELITE SEAT POST/27.2/250mm/BK
Seat clamp : DKG MOUNTAIN CLAMP/30.0
Saddle : BROOKS CAMBIUM All whether/C17
Basket:ADEPT(Custom)
 

なかなか当店では見かけない新鮮な足回り。
今回走ることを想定されるフィールドが山間部や林道が想定されるためこのようなMTBのコンポとなりました。

スプロケ大きい…
フロントシングル(34T)スプロケ(11-42T)という組み合わせな1x11s(ワンバイイレブン)。
MTBユーザーにとってはお馴染み。街乗りユーザーにとってはあまり縁がないであろう、リアディレイラーにはスタビライザーという機能があります。テンショナーの動きを制御しチェーン暴れを防ぐというもの。中央のレバーでON/OFFします。
加えてチェーンリングはナローワイド系を採用しギアガードなしでもチェーン脱落のリスクを軽減してくれます。
ブレーキは油圧ディスクブレーキを採用し、軽い力でバチっと止まる安心の制動力。
XT M8000のタッチは気持ち良いですねえ。

ホイールは手組みで、ハブもXT-M8000。MTBコンポながらリムは700C(H PLUS SON/THE HYDRA 32H/BK)という手組みならではな組み合わせ。このリムはチューブレスレディ対応なので後からチューブレス化も可能です。
タイヤはオンもオフも快適なSCHWALBE G1 700x38c。このタイヤ値は張りますが見た目も良いですし、走行性能も高くオススメです。

 

そして特筆すべきハンドル回り。
ブレーキや足回りコンポはMTB系でガチッと固めつつも、ハンドルは緩めなクルーザーバーを採用。ギャップに萌えます。
さらにリクエストにもあった”カゴ”がさらにギャップを引き立てます。

比較的シンプルに取り付けられる既存のカゴを採用していますが、ブレーキアウターの取り回し的にフェンスの高さが邪魔だったのでカットしています。( BLさん別注品に似てしまいました。すみません。)
フォークセンター穴+ダボ穴でしっかり固定できているので少々がれた道でも問題ないでしょう。
※荷物はゴム紐等で抑えます。

トップチューブのホリゾンタルとカゴ位置が平行になっている点は地味な拘りポイント。

サドルはもはや当店の定番でもあるBROOKS/CAMBIUM All whether C17。汚れにも強いので想定される使用環境でも安心。シートポスト・ステムはブランドを揃えたいのが男心ならば黙ってTHOMSONを採用。MTBが背景にある方であれば尚お誂え向き。

 

洒落た装いながら、実はスペックはガチという、羊の皮を被った狼的CF01。
どうです、ワクワクするでしょう

こんな個性的なアッセンブルを希望されるのはどんな方かといえば、当ブログをご覧になっている方はご存知かと。

年に一度、今の時期に登場するあの方。
そう、イベントTHE夏休みのガイド役のジンケンさんです。

昨年の今頃、CF01のプロトタイプに跨ってジンケンさんに見せに行った時から、とても興味を持ってくれて。それが実際に形になって、乗って頂けるとなった時はとても嬉しかったです。

元メッセンジャーやMTBerとして色濃くある自転車乗りとしての背景もそうですが、実際にオリジナルのフレームを複数回企画したことがあるという経歴の持ち主に気に入っていただけること、共感していただけることは素直にとても光栄で嬉しいことです。

現在は東京裏山ベースの代表としてガイドツアーやトレランイベントを主催するライフスタイルの中で、プライベート時にそういったスポットに荷物を持って散歩がてらアプローチできるような自転車というのが今回リクエストいただいたコンセプトです。
とてもジンケンさんらしいアイディアのあるリクエストで、こちらも悩み考える時間含めて非常にやりがいのある依頼でした。

 

イベントに間に合わせる形で先日檜原村まで打ち合わせがてら納車してきましたが、ご本人にも気に入っていただけて一安心。

 

乗り手によってこうも変わる(笑)少なくともCF01でウィリーやポゴをメイクしているのは初めて見ました。新鮮。

実際このようにガンガン攻めた乗り方をしていただいて、CF01の強度の証明をしていただければこちらも願ったり叶ったり。
ぜひこのフィールドでCF01を思う存分楽しんでいただければ幸いです。

先日これについての嬉しいコメントをFBに投稿してくれていたのでぜひご参考までに。