『ボーカンツール』:真冬の方程式 / タハラ編

2020.12.18

『ボーカンツール』:真冬の方程式 / タハラ編

自転車通勤に最適なnarifuri製品を紹介する特集記事『ツーキンツール』。ここでは風が冷たくなってきた10月~12月の防風対策<ボーフーツール>と、冬本番1月~3月の防寒対策<ボーカンツール>を紹介してきました。

今回はnarifuri製品の使い方を熟知するブランドマネージャータハラの、真冬の長距離通勤スタイリングにスポットを当てていきますので、本日も最後までどうぞお楽しみください。

 

真冬の方程式

1月~3月では乗車&降車時の体温低下を防ぐ”保温”が重要。しかし距離を重ねていけば、いずれ体温上昇によるオーバーヒートをむかえるのは明白。ですから20km以上の自転車通勤に臨むのであれば「保温と通気」のバランスがキモ。更に言えば降りた後の活動に「保温性」がとても重要な点が、防風対策との大きな違いでしょう。

そこのところタハラは長年の経験から独自の方程式を編み出し、日々その式を活用することで快適な通勤を楽しんでいます。

アウター〔保温性 & 通気性〕
インナー〔通気性〕
ボトムス〔保温性〕
=タハラ・ボーカンツール

 

それでは早速スタイリングをチェックしていきましょう。



身長:165cm | 年齢:50才 | 自転車通勤距離 片道:30km
narifuriブランドマネージャー:タハラ(ガンヲタ&ゴジヲタ)

タハラは片道30kmの長距離通勤を楽しむ1人。カルチャーヲタクで幅広い趣味をもつタハラには収集癖があり。メイン収集はガンダム・ゴジラのフィギュア。もちろん自転車収集癖もあり、現在9台所有(奥さん&娘さん含む)最近はミニカーのガチャにもハマっているご様子。

 

防風+防風+防風=防寒

narifuri製品は全てSサイズ着用

2レイヤーマウンテンパーカー | タクティカルストレージベスト | 2.5レイヤーウインドプルーフプルオーバー | タクティカルサイクルグローブ

長距離通勤をするのであれば”中綿”などの「保温系アイテムを着ない」という選択肢があります。以前紹介した『ボーフーツール』からの発展系で、真冬の冷たい風を徹底的に防ぎながら、ペダリングで上昇した体温を「保温」へ繋げる長距離通勤者ならではのスタイリングです。

メインアウターは防風・透湿性の高いマウンテンパーカーをチョイス。これに防風ベストと防風インナーを加えることで外気を完全に遮断。保温アイテムを着込んでいないので激しいペダリングでも、坂道でのダンシングでも、身体が熱くなりすぎないのがポイント。

ちなみにマウンテンパーカーと相性の良いストレージベストをタハラは通勤BAG代わりによく使います。細かな収納に加え、防風(前面)& 通気(背面)に優れるので真夏以外は重宝するらしく、フレームバッグとのコンボで使用しているのをよく見かけます。 ボトムスのバックフリースパンツはややゆとりのあるシルエットなので、体に密着しすぎないことで蒸れを防止。

自転車に乗っている時と降りた時の温度変化に対応したスタイリングは、なにより軽く動き易いため、しっかりペダリングに集中できるのです。

 

3首を防ぐ

2wayサイクルダウンジャケット  | Durable N/C ポンチパーカー | 高耐久ポンチ5ポケットパンツ | フリーフィットレギンス”ダニエル”

体温低下をまねく3首[首・手首・足首]を守るコーディネート。首はパーカー、手首はサムホール&グローブ、足首はソックス&スパッツで防寒することで寒さに対応します。

メインアウターのサイクルダウンジャケットは、ダウンベストとマウンテンパーカーの”いいとこ取り”。いざオーバーヒートしそうになれば、袖を取り外すことでベストにもなる汎用性の高さが魅力の一つ。それに背面ポケットが大容量のため、BAG代わりになるところもタハラの推しポイントだそう。

ボーフーツールでも紹介したレギンス/ダニエルも冬注目のアイテムで、ロングボトムスの下に穿けば保温&速乾性を付与でき真冬も安心。首に関しては、タハラは通気を考えてパーカーだけでのボーカン方程式ですが、パーカー+ネックウォーマーなどの方程式もあり。

 

VestがBest

2wayサイクルダウンジャケット  | スタンドカラーリバーニットプルオーバー | Tsunooga リップサイクルスウェットジョガーズタクティカルサイクルグローブ

”いいとこ取り”サイクルダウンJKTのベストスタイルは、長距離通勤者にとにかく推したいスタイルの1つなのだとか。”袖なし”のため漕ぎ出しの寒さが気になるところですが、首元をガードするフードと裏フリースで温かいウインターグローブでそこをカバー。

ちなみに最新作のTsunooga®︎リップジョガーズは、ややゆったりとしたシルエットによる風抜けと保温のバランスが丁度良いらしく、ここ最近のタハラワードローブにしっかりと加わっています。洋服と自転車の差し色をオレンジで統一しているあたりも、なんだかニクいところ。


インスタライブ!!!
『ボーカンツール』:真冬の方程式

真冬のタハラスタイリングを解説するインスタライブです。上のリンクから再試聴できますので今回のスタイリング解説を、タハラの”ヲタ”な部分が漏れ出すトークと共にお楽しみ下さい。



“仕事と自転車と、趣味と”

さて、通勤だけでなく仕事で自転車を使う日も多いタハラは、narifuriブランドマネージャーとして都内の移動はもっぱら愛車と共に移動します。時にはセールス(←コウノ)と共に動く日もあるのだとか。その帰り道にリサーチがてら街をブラブラブラブラ…

…と、ここまでは前回のコウノとおんなじ。趣味=仕事な部分があるタハラは、帰り道にも趣味の延長線が引かれています。

 

ガチャガチャin秋葉原

仕事と自転車と趣味と。果たして境界線がどこに引かれているのか分からなくなるタハラの世界。自他共に認める”ナリフリヲタク=ナリヲタ”街道をまっしぐらに、これからもnarifuriと自転車と趣味をさらに楽しむ気まんまんなようです。

 

フィギアコレクションの一部。車のエアインテークとか、ガンダムの胸部排熱ダクトとか、シン・ゴジラの進化形態とか、これらもnarifuri製品のアイデアヒントになっているのだとか…

秋葉原のガチャでダブったものを再塗装(途中)



前回の<ボーフーツール>と今回の<ボーカンツール>と続けて自転車通勤のすすめ『ツーキンツール』秋冬対策をお届けしましたが、この時季の自転車通勤においては走行時の”冷気を防ぐ”、”重たい服装をしない”というのが快適に自転車通勤をするポイントだと僕らは考えています。

タハラやコウノのスタイルをひとつ参考にしていただき「自分の自転車通勤だったらボーカンツールだな!」とか、「自分は暑がりだからボーフーツールをベースにボーカンツールを組み合わせてみよう!」…とか。

気温・距離・体質などを考え、自分なりの方程式を作り上げてみてください。そうすれば寒くて憂鬱だった自転車通勤も、澄んだ空気と美しい景色を満喫できる快適な自転車通勤へと変わっていきますから。



さて、2020年の『ツーキンツール』これにて終了。自転車通勤”ビギナー”と”ベテラン”2人のスタイルが、皆さまの参考になっていればこんなにも嬉しいことはありません。約1年間お付き合いいただきありがとうございました。2021年からはニューフェイス??を加えてnarifuriスタッフおすすめの自転車の楽しみ方を、自転車遊戯のすすめ『〇〇ツール』として紹介したいとこっそり企んでいます。まぁまだ構想段階なので、どーぞお楽しみに。

それでは皆さま、2021年も引き続きよろしくどうぞ。