Maintenance tips : ホイールの整備について

2021.11.11

Maintenance tips : ホイールの整備について

こんにちは。narifuri tokyoのクワハラです。

オーバーホールをご依頼いただいた際に「この箇所の整備ってどんな工程なの?」「グリスアップって含まれてる?」と尋ねられる事が多々あります。

簡潔にお答えすると”現状より良くできる箇所はすべて手を加えます”という回答になるのですが、そう言われてもユーザー視点ではクエスチョンマークが浮かぶばかり。

今回は整備欲が掻き立てられるホイールが手元に届いたので、作業をしながら手順を追ってご紹介したいと思います。
(整備に持ち込まれる部品は使い方、保管状況で状態が千差万別です。それにより必要な作業が異なりますので、あくまで一例となります。また、整備者/ショップによって手順や工程が異なる旨もご留意頂いた上でご覧ください。)

手順1 : 分解自転車のホイールをフレームから取り外し、専用工具を用いてホイールに付属している部品を分解します。

写真のようなカップアンドコーン式リアホイールの場合
・ホイール本体
・タイヤ/チューブ/リムテープ
・スプロケット
・フリーボディー
・ハブ軸
・ベアリングボール に分けられます。

手順2 : リム洗浄

リム面にはブレーキ時に削れたブレーキシューの屑や鉄粉が付属しており、ブレーキ性能に大きく影響を与えます。
クリーナーを使用して凹凸や屑を除去することにより、新品時のブレーキ性能を取り戻します。

また、ブレーキシューにも同様の汚れが付着しており、せっかく綺麗にしたリムを痛める原因になります。
ですので、オーバーホール時にはシュー交換も合わせてオススメしています。

手順3 : パーツ洗浄

軸受にはグリースが封入されており、良い回転を生み出すには不可欠な要素ですが、使い込まれたホイールの場合はグリースが酸化して粘土状になっていたり、金属粉が紛れています。

専用の溶剤を使用して全てのパーツをクリーニングします。
この際、樹脂パーツやスプロケットの洗浄も同時に行いますが、溶剤によって部品を傷めないよういくつかの種類を使い分けます。

手順4 : グリスアップ / 組付け

洗浄=脱脂した状態ではサビや摩耗に繋がるため、即座にグリスアップを行います。

ベアリングに入れるグリスの量や種類で走り向けの軽い回転にしたり、日常向けに雨に強い仕様にしたりすることが出来ます。
お預かりする際に使用頻度や保管場所などをアレコレ聞いているのはこの為です。適材適所適量がマスト。

ベアリングの玉当たり調整はかなりシビアな作業で、万が一ガタがあると次の振れ取り作業が出来なくなるので、慎重に行います。

順5 : 振れ取り

振れ取り台にかけてホイールの上下左右の歪みを取りつつ、センターゲージを使ってリムが中央位置に来るよう調節します。

この際にリムの強度や癖を見ながら作業する必要があるため、経験を必要とします。

順6 : 仕上げ

作業が全て完了したら再度拭き上げを行い、スプロケット/タイヤを組付けて完了です。

内側の作業なので外観に大きな変化はありませんが、走り心地は格段に良くなっています。

さて、文字にすると多くなってしまいたが、上記が一般的なリアホイールの整備手順になります。
前輪はパーツが少ない分、手数は減りますが概ね同様の作業です。

非常に細かい作業が多い為、タイミングによってはお時間を頂く場合もありますが、自転車を安全に楽しく乗るためには定期的なオーバーホールは必要と考えています。

費用や作業期間に関しては店頭でお見積り可能ですので、ご検討中の方はお問い合わせください。

では。

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